子育てが始まると今まで必要でなかったことにお金が必要になるため、うかうかしているとあっという間に家計が圧迫されてしまいます。赤ちゃん期から幼児期、小学校に入学してからと成長に応じて生じるお金の問題について早いうちから理解しておくと、余裕をもって子育てをすることが出来て、親子のハッピータイムを楽しめるでしょう。
子育てとお金の関係
何事も出だしが肝心
出産して赤ちゃんと一緒の生活がスタートすると、ミルクやおむつ、おしりふきなどの消耗品が必要になります。産後でクタクタな時期なので思わぬ出費の連続で不安になりがちですが、行政から得られる育児支援をフルに活用すれば問題ありません。家庭の所得額にもよりますが、子供一人当たりに毎月支給される児童手当や、医療費助成制度を活用すれば育児にかかる負担を軽減することが出来るため、出産前後に渡される書類や必要な手続きは必ず行いましょう。煩雑な手続きがたくさんあって煩わしいですが、最初にきちんと手続きをすれば後は楽ちんなので、出だしが肝心です。
未就園児、未就学児の間が貯金のチャンス
赤ちゃんから幼稚園、保育園の入園前、または小学校入学前のいわゆる未就園児、未就学児の間が貯金を貯める絶好のチャンスです。毎月の出費や必要経費がそれほどかからず、家計をやりくりすることで貯金を増やすことができます。例えば子供が小さいうちはお出かけ先に公園や児童館、自治体が運営する植物園や動物園などお金をかけずに楽しめるスポットを活用すると良いでしょう。気合を入れたレジャーでなくとも、親子揃ったお出かけであれば子供はとても喜んでくれます。
また外食を一回我慢してお弁当を作ったり、親子で手作り料理にチャレンジするのもおすすめです。おにぎりや焼くだけピザなど、簡単な料理でも子供にとってはワクワクの一大イベントになります。一緒に料理をしたり、写真を撮ったりして素敵な思い出作りをすると良いでしょう。
就学後は働いてがっつり貯金をしよう
子供が小学校に入学すると学童保育を利用することが出来るため、パートでも正社員でも就業するチャンスになります。小学校、中学校、高校と子供が成長するごとに学校や習い事への出費が増えるため、将来に必要な金額を目標にして貯金に励むと良いでしょう。特に大学入学時には入学金や授業料、一人暮らしをする場合は家賃などの生活費も必要になるため一番お金が必要になります。学資保険に加入しておけば大学入学時などにまとまった金額を受け取ることも出来ますが、それとは別に貯金をしておけばいざというときのための助けとなりおすすめです。子育ては夫婦で協力して行うものなので、お金の問題に関しても夫婦間でしっかりと話し合っておきましょう。
(まとめ)長期的な見通しで負担を軽減
子育ては、子供が赤ちゃんから社会人になり独り立ちするまで長い時間がかかります。そのため子供が小さいころからお金に関する計画づくりをして、無理なく貯蓄を増やしていくのがおすすめです。お金がかかるといってギスギスしていると親子関係や夫婦関係が破たんしてしまうので、家族全員が無理なく暮らしながら楽しんで貯金すると良いでしょう。