おむつ替えに授乳、そして離乳食など、初めてのことだらけの連続である子育ては、わからないことだらけですよね。しかも子育てに休む暇もありません。それが双子ともなると、その大変さはなんと二倍ではなく二乗にもなると言われています。ここでは、双子育児、その中でも特に乳幼児期の頃を乗り切る為のヒントをいくつかお伝えします。
双子育児を乗り切るヒント
授乳は二人同時を目指す
授乳のタイミングは、三時間おきなどと言われていますが、実は赤ちゃんによって様々です。単胎の場合は、その赤ちゃんに合わせたリズムで授乳する人が多いです。ですが、双子の場合で、しかも普段そばに助けてくれる人がおらず、自分一人で双子のお世話をしなければならないような状況の場合は、同時授乳を目指すようにしましょう。仮にそれぞれの赤ちゃんに合わせて授乳を行っている場合、時には一時間間隔くらいで次に授乳が始まってしまうようになります。そして授乳自体もしばらく時間がかかるものなので、授乳をしていない時間というのはとてもわずかな時間になってしまいます。それでは自分が全く休めず、眠れず、そして家事など他の事を全くする余裕はでてきません。自分が倒れてしまっては元も子もありません。
そこで目指すのが同時授乳というスタイルです。赤ちゃんの片方がお腹が空いて泣き出したら、もう片方の子にも同時に授乳する、といった具合に行います。完全母乳、ミルクとの混合、完全ミルク、それぞれのパターンで同時授乳は可能です。ただし、完全母乳で二人同時に授乳をする場合は、バランスを崩しやすかったりもする為、慣れるまでは誰かに手伝ってもらうようにして下さい。
開き直りを大切にする
双子の子育てでは、いわゆる育児本に書かれていることで通用しないことは山ほどあります。そこで役に立つのが開き直りです。特に双子をお風呂に入れるのはかなりの体力を使い、時間もかかります。そして、片方をお風呂に入れている間、もう片方はギャン泣きというケースもよくある為、ママの疲れも倍増してしまいます。そこで、「毎日子供をお風呂に入れなくても大丈夫、双子だから仕方がない」と開き直ってみるのも一つの方法です。赤ちゃんを安全に、そして元気に成長させることだけに目標を絞るようにしましょう。
頼れるものは頼る
自分でできるだけがんばらなければ、という考えは捨てるようにしましょう。休む暇のない双子育児は、とても大変なものです。パートナーや親などの助け、有料ボランティアやシッターなどの助けなどを駆使して、子育てが孤独なものになってしまわないようにしましょう。日々の買い物なども、最近ではネットスーパーや、宅配のお弁当などを利用すると、とても便利で家事の負担も減らすことができます。
(まとめ)自分も大切にする子育て
子育てには正解がありません。そして、親になった自分だけが、がんばらなければならないものでもありません。過酷と言われる双子育児では特に、自分が倒れてしまわないよう、そしてできるだけ笑顔で日々過ごせるように、周りに頼ったり、時には開き直ったりしながら試行錯誤する必要があります。ここでのヒントも参考に、乗り切ってください。